地酒

大野市には4つの蔵元、1つのワイナリーがあります。
酒米造りにかける人々の情熱が、美味しいお酒を生み出しています。

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銘酒が生まれるまち

酒は古来より「神酒」として神前に供えられてきました。神様と酒の関係は深く信仰の厚い福井県は人口10万人あたりの酒蔵と神社の数の多さが全国でもトップクラスです。

 

大野市には4つの蔵元、1つのワイナリーがあります。

これらの酒醸造場は全国新酒鑑評会をはじめ数々のコンクールで受賞するなど輝かしい実績を残しています。なぜ、品質の高いお酒が生まれるのか。その秘密は大野市の気候風土にあります。

 

 

恵みの水

古くから水が良いところには『人』そして『酒』が栄えます。酒造りで水は重要で、原料として使われる以外にも洗米や割水などたくさんの水が使われます。水は美味しい日本酒造りに欠かせない存在となっています。

大野市は福井県のシンボルにもなっている九頭竜川(流域面積2,930km²は福井県の面積の約70%)の上流に位置しています。周囲には霊峰白山、日本百名山の荒島岳など1,000mを超える山々が連なり雄大な自然に囲まれています。山々に降り注ぐ天水は地下深くに蓄えられ大地を巡り大野盆地を潤します。

地下水が豊富な大野市は、名水のまちとして知られ『名水のまち百選』にも認定され、市内には『名水百選 御清水』『平成の名水百選 本願清水』など湧水地が点在しています。酒蔵では各々が自前の井戸を持っており井戸の深さや水脈による水質の違いが各酒蔵の持ち味となっています。自然の恵みで造られる酒には豊かな大野の自然そのものがぎゅっと凝縮されているのです。

 

 

品質の高い米

大野の豊かで美味しい水が良いお米も育てます。日本を代表する「コシヒカリ」は福井が生誕の地です。福井県のコシヒカリは日本穀物検定協会の食味検査でも毎年のように最高ランクの特Aランク評価をいただいております。

そんなコシヒカリを生んだ福井県では酒造好適酒米の「五百万石」も全国屈指の生産量を誇ります。福井県において特に品質の高いお米が育つ大野市では酒米づくりも盛んです。昼夜の厳しい寒暖の差、肥えた土地に加え、酒米造りにかける人々の情熱が、美味しいお酒を生み出しています。